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はじめての三国志 武将編 | 蜀・孤独の人 姜維 その2

こんにちは、ブログの中の人3です。

 

前回に引き続き、

今回も中国史上に燦然と輝く

群雄割拠の時代を記した「三国志」について書いてみます。

 

今回は蜀の武将・姜維編 第二回です。

 

 三国志 武将 姜維 蜀 歴史 中国史

 (画像引用:ウィキペディア)

 

→【前回】はじめての三国志 武将編 | 蜀・孤独の人 姜維 その1 はこちら

→【次回】はじめての三国志 武将編 | 蜀・孤独の人 姜維 その3(最終回)はこちら

 

 前回の記事の中で申し上げた通り、

なぜ彼が蜀で名を馳せ、今日まで名を轟かせる武将となったのか、

その要因を個人的に考えると

  1.諸葛亮孔明との出会い
  2.類稀な軍事力
  3.内政を全く顧みなかった故の破滅

この3点に集約されるのかなと思います。

 

 今回は2点目として挙げた、彼の類稀な軍事力

そして出世街道を駆け上がる姜維についてご紹介します。

 

様々な偶然(と思惑)が重なり、蜀へ召し抱えらることとなった姜維

 

諸葛亮孔明の期待を一身に受ける彼は、

自身が蜀へ身を寄せるきっかけとなった北伐に従軍

順調に昇進を果たします。

 

しかし姜維との出会いから数年後の234年、

諸葛亮孔明五丈原の戦いの最中に病でこの世を去ります

 

天才という後ろ盾を失いますが、姜維の勢いは衰えることなく、

その後も順調にエリート街道を駆け上がり、

蜀の軍事の中枢を担うまでになりました。

 

しかし、このころから姜維と蜀との歯車は少しずつ食い違い始めます。

 

亡き天才が果たせなかった北伐に相当な思い入れがあった姜維はある日、

諸葛亮孔明とともに、蜀の四相と称される武将・費禕(ひ い)に

大規模な北伐を進言します。

 

しかしこのとき、費禕(ひ い)は静かに姜維を諭します。

諸葛亮孔明の力に遥かに及ばない我々が、

彼すらなしえなかった中原を治めることはできないだろう。

今は内政に力を注いで、人材育成し国力を高めて時を待つべきだ。

 

しかし、内政を顧みない姜維その言葉は届きませんでした。

 

数年後、費禕(ひ い)が暗殺され、姜維がその後を受けるようになると、

彼は数万の兵を率いて北伐に「傾倒」するようになります。

 

姜維がそれほどに北伐に「傾倒」する理由はなんだったのかはわかりません。

 

しかし、北伐に賭ける彼の狂熱に、

周囲の人間は徐々に彼から距離をとっていくのでした。

 

 

次回は蜀・孤独の人 姜維編最終回です。

 

→【次回】はじめての三国志 武将編 | 蜀・孤独の人 姜維 その3(最終回)はこちら

→【前回】はじめての三国志 武将編 | 蜀・孤独の人 姜維 その1 を読む

 

→【関連記事】劉備という人を読む

 

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